感動するほど美味しい料理とは何か？

 

感動は、人それぞれの感想なので、

１００％狙う事はできません。

ですが、

１００％狙えないからといって、放棄するのは違うと思います。

 

レストランの料理は感動するけど、

毎日のおうちご飯は感動しないもの。

それを決めつけるかどうかは、料理をする人次第です。

 

もし、レストランや街の洋食屋さんのシェフが、

「どうせみんな感動して食べてくれるわけじゃないんだから、

こんなもんでいいっか！」

と思いながら料理を作っていたとしたら、悲しくありませんか？

いい食材を使わず、ただ形になればいいと美味しさを追求しない手抜きの料理、

お皿の盛り付けも雑で美味しくなさそうな見た目。

しかし、それがいいんだ！というお客さんも少数いるかもしれません。

ですが、限りなく少数。

 

では、おうちご飯はどうでしょう？

「あ〜〜忙しい！仕事して家事して子供の面倒を見て」

時間の制限がある中で作るお料理。

確かに、料理だけに何時間も費やせる主婦は少ないでしょう。

しかし、その限られた時間の中でも、

「もっと炒めたら美味しいかな？もっと調味料を足したら美味しいかな？」

１００％の完成度は難しくても、モチベーション次第で狙う事は可能なのです。

それは、時間を要するという事ではなく、思考です。

 

「手間をかければ美味しい」イコール「感動する」ではありません。

だって、手間をかけても味がめちゃくちゃ薄かったり、

長く炒めてはいけないものを長く炒めたら美味しくありません。

素早く調理し、すぐに冷蔵しないといけない生物の場合はスピード勝負です。

時間をかけない方が美味しいんです。

 

家庭料理だからテンションが下がる＝何も心が動かない味、感動しない。

レストランだからテンションが上がる＝美味しい、感動する。

という先入観は間違っているのです。

 

私は、いつどこで食事をしても感動したいし、

どのような状況でも、その時にできる最大限の美味しさを追求したい！

 

レッスンをしていて思うのですが、

「うん、これだけ味がまとまっていたらいいでしょ！」

みたいな、あえて完成度を７０％で止めてしまう方が多くいらっしゃいます。

あと少し醤油を入れれば・・・、あと少し煮詰めれば・・・、

８０、９０％美味しくなるのに、なんでそこで止めてしまうのか。

 

根底にあるのは、

「家庭料理は食べられればほどほどの味で良い」

という固定概念とあきらめ。

 

そうじゃないのよ！奥さ〜〜〜〜〜〜ん！

 

あと少し、あと少し狙っていけば、もっともっと美味しくなるのです。

もう少し突き詰めれば、レストランで感動するレベルを狙うこともできるのです！

 

だって、家族の専属シェフなんですから。

 

日々の生活をもっと艶やかなものにするために、

毎日とは言わないですが、

もっと美味しい追求、していきましょうよ！

 

もちろん、奥さんに限りません。

自分のための料理だって、彼女に振る舞う料理だって同じです。

 

もっと、美味しいもの食べて夢見心地になろうよ〜。

 

あきらめる楽さに浸ってほしくないな。

 

みなさん、もっと美味しいもの食べましょう！！

 

共感してくれる人、いるかな〜〜〜？！