2025.03.09ブログ・料理コラム
無意味な調味料の使い方

お料理は、味の組み立て方があります。
例えば、わかりやすい所だとお刺身。
1、お刺身だけを食べたらその素材本来の味のみ。
2、醤油を少しつけたら、素材の味を引き立たせる味。
3、醤油をつけ過ぎたら、素材の味はわからず、ただの醤油味。
これを、塩分量のパーセンテージで見てみましょう。
1、塩分0%
2、塩分30%→お刺身にはちょうどいいので、実質100点のバランス。
3、塩分150%→醤油の味しかしない、素材を殺す味。
これは、お刺身という素材で考えたケース。
例えば、ハンバーグだとどうでしょう。
1、肉ダネに塩コショウをしなかったら塩分0%で素材の味。
2、肉ダネに塩コショウを少ししたら、塩分20%。薄味というか、ほぼ味がなくて美味しくない。
3、塩コショウを肉が引き立つ丁度いい量を振ったら、塩分70%。美味しく感じる正解のバランス。
4、塩をめちゃくちゃふり過ぎたら、塩分200%。塩食べてるみたいな殺人的なしょっぱさで食べれない。
この場合、美味しく感じる塩分量を入れないと、薄かったりしょっぱかったり美味しいとは言えない味になります。
料理には、どれも、正解の塩分濃度というのが存在します。
というか、糖度とか酸味量とかいろいろあるんですけどね!
その料理が一番美味しく感じる、
その料理のポテンシャルが一番高く引き出せる塩分バランスが大切という事です。
煮物を作って、醤油が多かったらしょっぱくなるし、
砂糖が多かったら甘くなる。
丁度いいバランスの味付けだから美味しく感じるのです。
この、美味しいバランスというのに敏感になっていただきたい。
自分の好きなイタリアンはなんで自分が好きだと感じるのか。
店長の人柄やトークなのか、塩分量の味のバランスなのか、コスパなのか、立地なのか。
考える基準はたくさんあるのですが、
おそらく料理が美味しいから好きで通っているはず。
自分が丁度いいと思っている塩分バランスを、
他人が丁度いいと同意するかどうかは分かりません。
ということは、
自分が美味しいと思って作って食卓に並べた料理を相手が美味しいと思うか分かりません。
しかし、
自分は塩分濃いめが好きだけど、旦那さんは塩分控えめがドンピシャだと知っているなら、
毎回その味に作れば喜んで食べてくれるはず!
自分の分だけ醤油や塩かければいい話しです。
しかし、濃い、薄い、という塩分パーセンテージがわかる味覚を持っていないと、
調整は不可能。
いろんなお店で食べたり、デパ地下のお惣菜買ってみたり、
自分の味覚を育て、塩味、甘み、酸味、いろいろな味を分けて感じられるようにトレーニングしてください。
感じることができればできるほど、美味しい味付けの料理が作れることになります。
もちろんそれだけじゃないけどw
味覚を育て、美味しいお料理をたくさん作って楽しんで欲しいです。
素敵な食卓を目指してください!
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