料理教室でレッスンをしていると、

「この技術を習得してもらう為にはどのような言葉・表現を選べば良いのか」

という事を常に考えます。

 

例えば、フライ返し。

 

炒める時に、フライパンを振って天地返しする訳ですが、

ジェスチャーと共に色々な表現方法があるのです。

 

・すりすりエイっ！！

・シャッシャッよいしょ〜！！

・おいで〜おいで〜

・１、２、３あん

・すって、すって、返して！！

 

生徒さんの性格やキャラクターに合わせて、

このどの言葉が一番スッと馴染んでくれるかを判断して、

理論を説明した後、ジェスチャーと共にこのような言葉をかけながら教えます。

 

先生によっては、

・フライパンを返すだけです

と、１つの表現や言葉しか用いないで指導するケースもあると思います。

それはその先生のスタイルなので良いと思いますが、

私は違います。

 

１つの事に対して、

もし１つの表現しか使わない場合、理解する人は５０％

２つの表現方法を使えば、６０％

３つの表現方法で伝えたら７０％

では、１０個の表現方法を使いこなせたら・・・？

 

もっとより多くの人に短時間でコツを掴んでもらいやすくなります。

 

話は逸れますが、

私は音楽教室でフルートとピアノも教えています。

 

「ff」と、大きい音を出す指示が楽譜に書いてある時、

・大きく吹いてね

だけでなく、

・怒って怒鳴った時みたいに大きく

・ヤッホーって山で叫ぶみたいに大きく

・ジュエットコースターで悲鳴をあげるみたいに大きく

・好きな人に大きな声で告白する時みたいに情熱的に大きく

など、さまざまな表現で教えます。

音楽は目に見えない分、とってもフィーリングが大切なのです。

 

料理も同じだと思っています。

 

生徒さんは、料理が分からなくてレッスンにいらっしゃるのに、

「私のこの表現で理解できないの？」

なんて、ナンセンスです。

先生って、上から目線で、えらい存在なのではなくて、

理解して上達してもらってその対価として代金をいただく関係なだけだと思います。

結果的に、尊敬につながるのは自然な事ですが、

最初っからそこを取って、偉そうにするなんて考え方は私にはありません。

 

ただ単に、私が知っている知識や技術を伝えてレッスン代金をいただくので、

言葉や表現が乏しく、理解してもらえない、上達してもらえないのでは、

先生として代金いただく価値ってあるのかな？

って思ってしまいます。

 

なので、全力で、あらゆる角度から攻めます！

少しでも知識や技術を深めて帰っていただきたい。

（攻めるって、追い込みとか怒るとかネガティブな意味じゃないですよ）

 

だから、その人に密着したレッスン、

「マンツーマン、プライベートレッスン」

でないと、私がダメなんです。

 

これは、勝手なる私のポリシーです。

 

生きていかなくてはいけないので、

もちろん稼がないと貧乏生活にはなりますが、

私は、生徒さんの満足度を一番に考えたいので、

浸透するのに時間はかかりますが、これからもこの考え方を変えるつもりはありません。

 

あ、今、貧乏生活という意味ではないですよw

ありがたい事に、ちゃんと稼がせていただいているので😆

 

レッスンで覚えた技術を自宅に帰っても再現できる事が大切です。

 

「料理教室に通ってるけど、家で全く料理上達しないで悩みばっか。」

「このレッスンって、本当に自分の為になってるか疑問。」

と感じている方は、是非私の教室へお越しください。

 

問題点と改善策をしっかりお伝えします！

 

年内後１ヶ月ほど。

 

年内３１日まで営業しておりますので、

まだまだレッスンのお申し込み、お待ちしております。