2024.06.19ブログ・料理コラム
料理の時「普通の醤油と減塩醤油の正しい使い方」
薄味をお好みの方や、
健康を気遣った塩分濃度でお食事作りをしたい方、
塩分を控えた食事作り(出張料理)の依頼をしたい方、
必ずお読みいただきたい、
「醤油の使い分け」について書きたいと思います。
まず、お醤油の塩分濃度、ご存知でしょうか?
濃口醤油17.5%
淡口醤油19.1%
減塩醤油8.3%
※これは、目安です。メーカーにより異なります。
単純に、濃口醤油で作るお料理を減塩醤油に変えれば、
その分の塩分が減ることになります。
もちろん、その味で美味しいと感じる味覚の方なら、
そちらで調理された方が良いに決まっています。
しかし、
「美味しいものが食べたい!」
「お店みたいな味が食べたいけど少し薄味がいい」
と、お料理にクオリティを求めるのなら、
減塩醤油はおすすめしません。
理由として、
・旨味が少ない
・加熱すると味が変わり調整しづらい
・酸味が入った減塩醤油を使うと味が全く変わる
・とにかく美味しくできない
お料理は、普通の濃口醤油のレシピなら、
その塩分濃度で美味しくできるように組み立てられています。
「美味しくないからもっと入れちゃえ!」
それって、減塩使う意味あるのでしょうか・・・。
残念なことに、たくさん入れても美味しくはなりません。
特に、あるメーカーの減塩醤油は酸味料が入っています。
酸味って、加熱するとかなり目立つんですよね。
例えば、鶏の照り焼きを作るとして、
少し酸っぱい照り焼きって、どう思いますか?
もし塩分抜きたいなら、普通の醤油を半分の量にした方が、
かなりマシな味になります。
汁物で、減塩醤油を使うなら、
だしベースで旨味を作っておいて、
少し風味に醤油をたらした方がいいです。
日本人はだし文化なので、
旨味の有無にはかなり敏感なのです。
なので、旨味が少ない減塩醤油を使うなら、
だしをプラスした方が良いのです。
では、減塩醤油は何の時に使うのが良いのか。
それは簡単です。
刺身、豆腐、納豆など、
直接かける系のものに使うのオンリーです。
いつもの量かけても、塩分は半分です。
なので、家に揃えておくべきは、
普通の濃口醤油と減塩醤油。
調理には濃口醤油、
卓上は減塩醤油。
この答えしかありませんw
味にこだわらないのなら、全て減塩醤油。
でも、
お店の味、スーパーのお惣菜、コンビニ、
もちろん減塩なんて使っていないので、
その味に慣れている人が、減塩醤油の料理に満足できるものなのか・・・。
満足なら、それで良いと思います。
塩分を抜く方法は他にもたくさんあるんです。
減塩醤油にこだわって、
美味しいお料理を諦めてませんか?
私は栄養士ではありませんが、
調理方法についてはお力になれます。
薄味のレッスンも対応可能ですので、
是非一度ご相談ください。
レッスンのお申し込み、お待ちしております!!
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