2024.04.09お知らせ・ブログ
「料理教室10周年・音楽教室20周年記念パーティー」
今年は節目になる料理教室10周年・音楽教室20周年です!
そこで、お世話になっている方をお招きして、
周年ホームパーティーを企画しました✨
長文です!笑
今回は12名のゲスト、
お料理のお手伝いで友達のシェフに参加していただきました。
まずは、食器類などを揃えるべく、いろいろ探して、
カトラリー置きや小物、食器、グラス、インテリア系も購入。
食器棚も全く足りないので、
ダイソーのジョイントラックを買いました。
パーツで買えるからいいんですよね〜!
サイズ感をカスタマイズできます。
↓
絨毯2枚、クッションも、テーブルクロスも好きなものを購入!
カーテンも。リボンつけてみたりして笑
洗面台のカーテンも。
リボンで吊るしてみたり。
使う材料も試食して決めました。
ブッラータは4種類から。
形状が崩れすぎなくて旨味たっぷりで美味しいもの。
イタリアのGIOIELLAに決定!
他の食材もいろいろなお店や業者さんから集めました。
お肉は、すごい量で笑っちゃいました😆
牛ほほ4kg弱、スペアリブ8kg。
スペアリブは、皆様へ感謝のお土産用。
この日は洋食なので、次の日は和食かな?と思い、
八角と醤油ベースで煮込みました。
なので、圧力鍋も絶対足りないと思い、大容量サイズを購入。
2つの圧力鍋を4ラウンド使いました。
こんなに圧力鍋使う事って、もうない気がする笑
ピアニストさんとフルーティストさんのゲストにお願いして、
サプライズでいきものがかりの「ありがとう」を演奏しました。
この演奏のために、アレンジして、楽譜作ったり。
満足度高いアレンジになったし、
こんな風にプロ3人でサクッと演奏する機会を作れて、
とても楽しみでした!
快く協力してくださったお二人に感謝です✨╰(*´︶`*)╯♡
演奏楽しかったな〜〜〜〜〜❗️
父からは電報が届きました。
素敵なメッセージをありがとう!!
当日は準備も忙しいだろうと、
親友が早めに手伝いに来てくれました。
約1ヶ月準備し、、、
めちゃくちゃ計画的にプランを作り、、、
さぁ、楽しい時間の始まりです!!
1、菜の花とデコポンとブッラータのパルフェ マジョラムの香り
イタリアの濃厚なブッラータと、
甘酸っぱいフレッシュ感のデコポン、
そして、いい茹で加減の菜の花、
スペインのシャクシャク系お塩と、
スペインのビオオリーブオイルでシンプルに。
ブッラータって、嫌いな人いないですよねw
そもそも、私が好きなのです!
旬のフルーツやお野菜に合わせると、
季節感も感じられていいんですよね〜。
2、カリフラワームース ズワイガニ、塩いくら、北海道産の生ウニ、
コンソメジュレとフェンネル
このムースは、結構簡単に作れちゃうのです。
さすがにコンソメを取る時間はないので、
顆粒コンソメと粉ゼラチンで硬めに作って、フォークで崩しただけ。
なので、なんと言っても、
カニ・ウニ・いくらの素材が美味しくないとダメなのです。
カニといくらは、蒲田のグランデュオ。
ウニは、池上のオオゼキが強いので、2回見に行って購入。
嫌いな人はいないメニューですね!
ウニなどの素材が美味しいだけで評価が高くなるお料理なので、
素材の見極めって大切と思う品です。
コストがかかってもokな方はレッスン可能ですよ😄
3、富山のホタルイカ 素材を味わう 塩とオリーブオイル
これは、当日の仕事帰りに立ち寄ったスーパーで、
超美味しそうなブリブリのツヤツヤなホタルイカを見つけてしまい、
みんなに味わって欲しいな〜と思い、急遽メニューにINしました。
鮮度も良かったので、臭みもなく、茹で加減も良かったので、
シンプルに塩とオリーブオイル、ディルの味付けにしました。
4、炙りホタテと焼きリンゴのサルサベルデ
こちらは、炙った香ばしい香りのホタテに、
発酵バターとブランデーでさっとフランベした青リンゴ。
ルッコラセルバチコ・ディル・マカダミアンナッツのサルサベルデと
一緒に楽しむお料理です。
酸味が少し欲しくて青リンゴにしたのですが、
思いのほか甘かったので、ビネガーで少し酸味を乗せました。
サルサベルデの、ピリッとしたルッコラと甘美なディルの香り、
旨味と少し歯に当たるマカダミアンナッツが面白いソースです。
こちらも、味付けは、炙る時にホタテにふった塩と、
ソースに入った塩のみです。
5、蕗味噌とツナのフィユタージュ
ふきのとうは、十日町から産地直送です。
パイ生地は、折っては冷やし、
折っては冷やしを何度も繰り返し、2日かけて作りました。
季節的に、ふきを使いたくて、
お味噌を焼いた時の香ばしさも欲しいなと思い、
蕗味噌をフィユタージュに乗せて焼いてみたらいいかも!
と思いついた品です。
ツナは自家製で作ろうかとも思ったのですが、
ゲームの景品を「おつな」というツナの専門店の物にしようと思っていたので、
そちらのプレーンを使う事にしました。
しっとりしてるから、ツナはあと乗せです。
これ、食べるのは一瞬なので、はかないのですが、
それもまたお料理の醍醐味です。
6、新ごぼうと新玉ねぎのポタージュ カキフライと根菜 セロリスプラウト
これはですね、大門のオデリスドドディーヌさんでいただいて感激して、
マネして作った物です。
もうホームパーティーでは何度も作っているレパートリーです。
具が盛られているお皿を運んで、
温かいスープを後から目の前で注ぐ。
なんて、美しく感動的なお料理なのだ!
(この為に、かわいいミルクポットを買いましたw)
メインになるのは、もちろんスープ。
この日は、お酒もたくさん飲んでいるし、
バターもオリーブオイルも多めなので、
二日酔い防止、少しお腹の調子を整えるものを組み込みたいなと思い、
真昆布と鰹節の1番出汁をスープに入れました。
ごぼうと玉ねぎはじっくりバターで火入れしてから、
フードプロセッサーでペーストにし、
明治のおいしい牛乳と1番出汁、沖縄の塩で味付け。
本来は、牛乳と生クリームベースでスープを作るのですが、
重いですからね。
なぜ、具があるかと言うと、
やっぱりゴボウの土っぽさや新玉ねぎの甘みだけよりも、
ネッチリした里芋や柔らかく煮たごぼうの食感、
ジュワーっとした牡蠣の旨味を閉じ込めたカキフライ。
少し口の中をさっぱりさせてくれるセロリスプラウト。
スープだけでも美味しいのですが、
お口に入った他の具によって、
スープがキャラクターを変えて、
すべてにおいてお互いを引き立てる。
そして、楽しい。
そのバランスがいいな〜と思って、この具を考えました。
ごぼう・新玉ねぎ・里芋も、十日町から送っていただきました。
素材がいいから、塩だけで本当に美味しいのです。
このスープも、皆様の評価が高かったです。嬉しい!
7、レバパテ ココアパウダーとカカオニブ
こちらは、船堀のチェストさんのパクリです笑😆
本家はこちら↓
こうして、外で食べたものを自分の中に落とし込んでいくのは、
割と得意な方でして。
なので、外食はたくさんして勉強していきたいんですよね!
チェストさんは、立ち飲みができるパン屋さんです。
うちはパンはほぼ作らないので、
耳まで柔らかいミルクパンを買ってきて、
柔らかめに仕上げたレバパテをたっぷりのせ、
カカオニブとココアパウダーをガッツリふりました。
レバパテは、塩と少量のホワイトペッパーで味付け。
レバパテって、普通はお食事の最初の方にいただくものなのですが、
カカオが強いし、カカオの後にカリフラワームースとか繊細なものを食べても、
お口の中が、ちょっとマッチしないなと思い、
メインの前にしました。
ここのタイミングなら、赤ワインでも良いかなと。
そして、このカカオが少し残ったお口のまま、
次の赤ワイン煮に突入すると、ストーリーが出来上がるなと計算しました。
8、本日のメイン 国産牛ほほ肉の赤ワイン煮 まろやかじゃがいもピューレ添え
じゃがいもは密度のあるメークインでねっちりとろ〜んとした仕上がりで、
このままでも美味しいので、
あえて、お肉の下に敷くのではなく、大胆に添えました。
ほほ肉は、マリネせず、生のお肉に塩コショウをしっかりと振り、
すり込んでから薄力粉をふり、発酵バターで表面を焼き、
圧力鍋で柔らかくしてから、
セロリ・玉ねぎ・にんじんを発酵バターでじっくり焼いたものと、
赤ワインをかなりたっぷり入れた鍋に映し、超弱火で温める感じで6時間煮込みました。
脂もしっかり取り除いているので、
翌日胃がもたれたり、重く感じる事が無いようにしました。
お肉が冷えたら取り出して、野菜とソースをピューレにしてから、
味を見ながら煮詰めていき、野菜だけでとろみをつけました。
ワインの酸味が強かったので、
フレグランスピーチという桃のような白いイチゴを入れ甘みを足したのですが、
まだ酸味があったので、みりんを入れて調整しました。
程よく落ち着いてくれて良かったですw
これは3日かかったかな。
煮込みって、2〜3日はかかりますよね!
あっという間に食べちゃいますけどね♪( ´▽`)
お肉を柔らかくする事って簡単で、圧力鍋を使えばすぐなのですが、
お肉の柔らかさよりも、どれだけしっとりしたまま味が入っているか、
ソースとのバランスがめちゃくちゃ大切なところで、
柔らかいだけじゃ、美味しくないんですよね。
しかし、そのソースとのバランスを作るのが楽しいのです。
こちらのメインも、大好評でした★嬉しい〜〜〜!!!
9、ばーばの混ぜご飯
私のお料理の原点は、ばーば。
早瀬は、ばーばの名前を借りたペンネームです。
私は、ばーばの手料理で育ちました。
そして、幼い頃からよくお手伝いをしていました。
コロッケも、餃子を包むのも、よく一緒に作ったな〜。
いとこ達ともお手伝いして、
「私薄力粉!じゃあ、俺はパン粉!ばーばは卵ね〜」
とか役割分担して、競争したりして、楽しかったな。
そんなばーばが、本当によく作ってくれたお料理が、この混ぜご飯。
なので、私のルーツを知ってもらいたい、
ばーばの味を振る舞いたいと思い、
最後は、和食になりますが、ばーばの混ぜご飯に決めました。
これは、筍・人参・鶏モモ肉・椎茸・まいたけ・油揚げを、
さっと炒めてから、しっかり目の味付けで煮ておき、
餅米を少しブレンドしたお米にさっと味を入れてから炊き、
温かい同士で混ぜていくものです。
絹さやとか飾ったら綺麗なのですが、
ばーばの混ぜご飯には絹さやが乗った事がないので、
忠実に再現する為になしにしました😊
これも好評だったな〜。ばーばに感謝です。
10、カカオバリーのチョコレートタルト
すみません、写真撮り忘れました・・・( ; ; )
私の大好きなカカオバリーのチョコを使って作ったタルトです。
あまおうのカットを乗せて酸味もプラス。
食べやすいサイズ感にしました。
チョコレートって、結構ずっしりくるんですよね。
少しずつ食べて口の中で溶かしていくと、生チョコです。
バターのまったりも分かります😉
合計10品。
皆様、完食ありがとうございました!!!
お料理のお手伝いをしてくれた親友にも大感謝!!!!
業者さんのご紹介もありがとう😊✨
いつも助けられてます。
私のコース料理は、
「次の日の朝ごはんが美味しく食べられる」
をコンセプトにしているので、
その時にお腹いっぱいでも、スッキリしていると思います。
余分な脂を抜いたり、出汁を使ったり、野菜が多く使われていたり、
塩分と旨味のバランスを取って翌日浮腫まない味付けにしたり、
家で作れる最高の家庭料理コースのお手本になるよう、構成を組みました。
デザートの前にゲームをしましたw
イギリスの音楽セミナーで行っていたゲームが面白くて、
皆様にチャレンジしていただきました。
経緯としては、今回はホームパーティーですし、
このような近い距離感で初対面の方とお食事する機会はなかなかないですよね。
盛り上がり、楽しい席だったのに、後日、
「目の前にいらした女性が〜」
とか、共に楽しく過ごした方のお名前を覚えていないなんて、
とっても悲しいし残念な事だなと思いまして、
せっかくなら、みんな友達になって欲しかったので、
名前覚えゲームにしました。
2グループで早さを競い、こちらの2人が2トップ✨
最後はじゃんけんをして、1位が決まりました❗️
景品は、おつなの2種類セット。これ、美味しいんですよね!!
そして、今回は、株式会社フィネス様より、
たくさんの素敵なワインの差し入れをいただきました✨
ありがとうございます!!
感謝感謝です。
私もたくさんキッチンでいただき、
美味しいワインでテンションが上がりながらお料理していました。
最高でーーーーーーーーーす╰(*´︶`*)╯♡
皆様で美味しくいただきました〜‼️
すごいです。
嬉しかった〜〜〜〜(*≧∀≦*)✨
ありがとうございました!!!
お花やお菓子、お酒やソフトドリンクも、
たくさんプレゼントいただきました。
玄関が華やか╰(*´︶`*)╯
めっちゃ嬉しい!!!!
めっっちゃ嬉しい!!!!!
料理教室を始めて10年。
最初は、音楽教室と演奏とバイトで生き延びていましたが、
入院してから生活を見直すとともに、
音楽で食べていく事の厳しさや自分の限界も見えてきてしまった為、
得意だったお料理で誰かの役に立てる仕事をしようと思いました。
音楽も活動しつつ、料理教室も始めたので、
音楽関係の人には、
「音楽諦めたの?」
「料理なんて中途半端に2つ仕事して音楽家としてありえない」
とか、もう、ひどい言葉でさんざん否定されまくり、
料理関係の友達にも、
「経験ないのに何教えるの?」
「調理師も持ってない、料理の仕事経験もないのに、
料理教室なんてやっちゃダメだよ」
「料理なめないで」
とか、コテンパンに全否定されて、
地面の下に食い込むほど批判されました。
さすがに、これだけ叩きのめされると、
「私は音楽も料理も中途半端で、どちらに対しても
失礼で悪いことをしているんだ」
と、罪悪感と、自分への不信感に満ちて、つぶれた時期が続きました。
でも、そんな私を見て、ある人が、
「何も悪い事してないんだから、堂々としていいんだよ」
と言ってくれたんです。
社会的にも地位があり、食も詳しい方だったので、
説得力が半端なく、私も何か光が見えた気がしました。
その時に、
私を求めて頼ってきてくれる人が1人でもいる限り、
音楽も料理もレッスンを続けようと決めました。
そして、その生徒さんが満足し喜んでもらえるよう向き合って、
求められる事に応えられるよう努力し続けようと思いました。
おかげさまで、もう10年にもなると、
音楽と料理の二刀流なんてありえないと批判してくる人より、
こんなに二刀流を続けてそれぞれ活動できている事が素晴らしい、
と言われる事の方が多くなりました。
時々批判されることもまだありますが、
私を求めてきてくれる生徒さんの為だけに、自分を磨いていこうと思います。
生徒さんに喜んでいただける時や、
私のお料理を食べて、
「美味しい・嬉しい・楽しい」
と感じてもらえる事が、
どれだけ、自分の存在意義を上げてくれるか。
私の人生にとっては、もっとも重要なのです。
生きてるな〜って思える瞬間なのです。
今までも、無理難題な課題を多くいただきましたが、
今後も様々なニーズに応えていけるよう、
日々行動して参りますので、
今後とも、よろしくお願い致します。
皆様がより素敵な日々を過ごせますように。
周年パーティーへご参加下さいました皆様、
一緒にお祝いができ、私は幸せでした。
本当にありがとうございました!!!!!!!!!!!
料理研究家 早瀬るみ ・ 音楽家 小海瑠美
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