味の好みは人それぞれですが、

その好みをすり合わせる事は、とっても大変な作業です。

 

私の父は薄味、母は濃い味、

学生時代食事を作ってくれた母方のおばあちゃんも濃い味。

 

なので、

朝食は薄味の父担当。

夕食はおばあちゃんの濃い味。

この２つで育った私は、

いつしか、薄味も濃い味も美味しく感じるという、

最強の舌を持つ事ができましたw

 

しかし世の中には、

・濃い味じゃないと美味しく感じない人

・薄味じゃないと食べれない人

がいます。

ほぼそうだと思います。

 

なので、

お料理を作る奥様が薄味、旦那様が濃い味だと、

じゃあ、「どっちに合わせるの？」

となる訳で。

とっても難しい調整になります。

 

私の場合は、

作ったすべてのお料理に美味しいと言ってもらいたいので、

相手に合わせるタイプです。

でも、これが一生続くとなったら、

毎日の事なので大変。

 

そこで登場する救世主！

「お・も・い・や・り」

「思いやり」

 

味の好みを完璧に合わせる事はほぼ不可能ですが、

自分の好きな味に寄せて料理を作ってくれたのなら、

それは相手の気持ちを汲んで感謝する。

自分が好きな味より、相手が好む味を優先するって、

なかなか出来ない歩み寄りです。

 

もし、

忙しいのに作ってくれて少し雑で味が薄くても、

忙しい中買い物に行って料理を用意してくれた相手に感謝です。

 

ぜーんぜん好きでもない興味もないおかずが登場しても、

健康を考えてバランスの良い料理を作ってくれた事に感謝する。

 

興味なくても、どうでもいい副菜でも、

必ず経費も手間もかかっているので、

これも美味しい、これも美味しい、と言ってもらえたら、

健康的な献立を考える手間暇を分かってくれたと、

心が満たされ、また次も頑張って作ろうと思えます。

 

もし、

感謝の気持ちがあり、

自分を思いやってくれた事が心に沁みるのなら、

思った事を口に出して相手に伝えましょう！

 

「美味しい、いつも考えて作ってくれてありがとう！」

これだけ、これだけでいいんです。

 

せめて、これだけ言ってもらえれば満足なんです。

 

でも、この気持ちを伝える工程がないと、

献立を考えたり、買い物へ行ったり、

特売の安いスーパーを探したりする努力をする元気が出ないのです。

お料理って買い出しからすごい時間がかかるのです。

 

・お料理を出す時までにかかる時間

・食べる時間

比較したら、明らかに、準備しお料理を出すまでの時間の方が長い訳で、

食べるのはあっという間。

 

なのに、

・出ている全てのお料理に興味を持たない

・好きなものだけ食べる

・残す

・美味しいと言わない

・綺麗に食べない

・褒めない

・感謝が伝わってこない

・心ここにあらず

・スマホいじりながら食べる

・料理見ないでテレビ見る

・片付け手伝ってくれない

 

一つでも当てはまってたら、ちょっとやばいです。

 

これじゃあ、作ってくれなくなるのも時間の問題です。

むしろ、これでも作ろうと思えるメンタルの人って、います？笑

だって、作るって、承認欲求の変化系でもありますからね。

 

相手が思いやって考えたり動いたりしてくれた時間と、

自分が相手を思いやったり感謝する熱量を、

同じにとは言わないですが、

なるべく寄せてあげる事が、

お互いへのリスペクトでもあるし、

思いやりでもあるんじゃないかなと思います。

 

お料理に限らずですが、すり合わせるって、歩み寄りです。

どちらかがすごーく歩み寄っても、

どちらかが少ししか歩み寄らなかったら、

多く歩み寄っている人の気持ちが冷めたら、

一瞬で終了する関係になります。

 

甘んじちゃいけないよ。

 

私の口癖ですが笑

自分に対しても日頃心得ている言葉です。

 

相手へのリスペクト、

相手がしてくれた時間・コスト・気持ちへの感謝、

大切だと思っている相手なら、

是非言葉にして伝えてあげてください。

すごーーーく嬉しいと思います😊