2023.04.20ブログ
味覚の違いを知って欲しい・・・
味覚って、もちろん自分基準だと思うのですが、
その自分の味覚を完全に信じたまま料理をしたものを誰かに食べてもらうと、
「これ、薄くない?」
とか、誤差が生まれてきますよね。
よくある例が、
結婚してからお嫁さんの味噌汁がいつもしょっぱいとか薄いとか・・・。
自分が食べる時にはそれで良いのですが、
誰かに食べてもらう場合、一度自分の味覚の基準を疑って欲しいのです。
甘さは、1〜10段階あったらどのくらい甘いものが好きか。
例えば、1が甘味の少ないフルーツ、10が黒糖かりんとうやらくがん。
塩気は?酸味は?辛味は?
それにプラスして、
硬い・柔らかい・大きい・小さい、
1人前の量や、1品1品のおかずの適量も、人によって本当に全然違います。
まず、同じ感覚の人は誰一人いないという事を知って欲しいです。
そして、素人さんとプロの味覚も違うのです。
そこもわかって欲しいな。( ;∀;)
四川の本格的な麻婆豆腐とリクエストをいただいたら、ガチな四川を作ります!
でも、スーパーで売っていた本格四川のシールを信じて、これが四川の本格的な味か!と思い基準ができたとして、否定はしませんが、私が店で食べてきた四川と同じな訳がないです笑
さまざまなお店やスーパーで、本当にいろいろアレンジがされたり、なんちゃってだったり、ガチだったりするお料理が出回っている世の中で、基準を設けようとする方が間違っています。
お料理を教えている時に、その生徒さんの好きな濃度を私は覚えようとします。
そして、他のお料理を教える時に、覚えた塩分濃度に寄せて作ります。
しかし、例外がありまして、
このお料理は濃いめ、このお料理は薄め、
という感じで、料理によって好みの濃度が違う方がいらっしゃいます。
それはなぜかと言うと、
味覚ができる幼少期にいろいろな味をいろいろな場所で食べているから基準がない。
要するに、お母さんがあまりお料理をしない、お惣菜や外食が多い幼少期を過ごした大人に多くある現象です。
そして、本気で、この料理はこの味じゃないと美味しくないと思っているので、
1品1品無基準でゼロから味を作り上げなければいけません。
もはや芸術。
自分の味覚は第一に大切ですが、誰かと食べる、あるいは誰かに作る場合、その基準は一度忘れていただく事をお勧めします。
料理教室でレッスンを受講される場合も、
その自分の味覚を完全に信じず、一度真っさらにして欲しいです。
それは、プライドとかの安いものではなく、もっと美味しいお料理を追求する過程です。
自分の知る以上の美味しい体験をすると、味覚はかなり変わります。
その未知数の体験を素直に受け入れられるマインドを持っておくと、
長い人生、より美味しい幸せな食生活が待っているかもしれません。
自分に壁があるか、一度自分に確認を取ってみてください。
「私って、決めつけてない?私のこの感覚って、間違ってない?
私って自分の価値観以外を拒否ってない?」
常に、自分に問うてみて下さい。料理に限らずですけどねw
より美味しく楽しい未来を切り開くサポートができたら、
こんなに嬉しいことはありません😄
私も、より美味しいものに出会えるよう、食を探求し続けて行きたいと思います!
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